愛知・男児殺害 「真実明らかに」父親安堵 逆転有罪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070706-00000012-maip-soci
あってはならない判決。
一審が刑事訴訟の原則に従って無罪判決を下した事件の控訴審で、名古屋高裁は逆転有罪判決を下した。
物証も目撃者もない事件。単に近くにいたという目撃証言と「自白」が有罪の根拠。
こんなものは裁判でも何でもない。
最近、裁判員制度開始に向けて「何が何でも有罪」という傾向が裁判所に見られると言われているが、これもそれの表れか?
「素人が赤の他人に有罪を言い渡すことへの抵抗感を取り払う」
この事件では犯人しか知りえないような自白内容もないとの事で、状況証拠とさえいえないような「証拠」で有罪とされる恐ろしさが現実となった。
「疑わしきは被告人の利益に」
これは唯一の証拠が自白である場合や、状況証拠しかない場合には当然に無罪となるべき原則。
最近は状況証拠だけでも有罪にされるようになってきたが、今回は「自白」さえ取ればよいという捜査機関にとってまことに都合のよい判決となった。
警察による強要はなかったとするが、警察が紳士的に接するわけがないのを裁判官が知らないはずはないだろう。
任意であっても自白の信用性なんか0%があたりまえだ。
被害者の父は「一審が無罪だったので、本当に犯人かわからない部分もあったが、有罪判決で真犯人とわかったので良かった。」趣旨のコメントを出しておられます。
わしはこの判決の被害者は被告人のみならず、この遺族でもあると考える。
遺族感情としては、真犯人がどこか別に居てわからないなんて耐えられないだろう。
目の前にいる被告人が犯人だという方が、いいに決まってます。
でも、判決がそうでも真犯人の可能性は極めて低いわけです。
自分の子を殺した奴はどこかでのうのうと暮らしている可能性が高い中、別人を犯人と思わされている・・・。
そりゃ、「真犯人は一体誰なんだ?」という心理状態よりはましでしょう。「被告人が真犯人だ」と、思い込んだ方が楽です。
でも事実は違うかも。
真実は当事者にしかわかりません。
しかし、限りなく無実に近い被告人に有罪判決を書く裁判所。
これを許してはわれわれは安心して暮らすことは出来ません。
わしが遺族なら、捜査機関にはもっとまともな捜査を望みます。
裁判所には無罪判決を望むでしょう。他人を罰してもらいたくないです。
最高裁が上告棄却する可能性は残念ながら高いと言わざるを得ないでしょう。
名古屋高裁の判決は最高裁の意向を酌んでいる可能性が高いからです。
勿論、自主的にね。
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